ゲームマーケット14秋後自宅ゲーム会

ゲームマーケット14秋で買ったゲームなどなどをやっつけるべー、という事でうちに集まってゲーム会。といってもモンハンやったり飲んだり食べたりでだいたい2〜4人参加。今回遊んだゲームはほぼ初見で始めたのでルール解釈に難航する場面も多々あった。


・トムチューブ(2人/ 同人作品ではない)
2人用のタイルを配置しつつコマを進めて物資を回収していくゲームで、移動のルールが進みたい方向になかなか進めない悩ましいもので楽しめた。慣れればゲーム時間も短くなるだろうし悪くない。


・うそつきかわうそ(4人)
自分の手札を2つに分けて半分を左隣に渡し、左隣プレイヤーが公平な分割かどうか見極めるゲーム。面白くするためにブラフをしようと思うものの、正直に公平分配してブラフ宣言をしない方がそれなりに勝てるような気もする。ブラフ関係のルールでちょっと混乱したけど絵柄も可愛いし悪くない。


・お前の罪は何色だ!(4人)
色を4枚揃えてオープンしその色を獲得、規定数獲得したら勝ちなんだけど1色獲得ごとに「大罪カード」というカードもついてきて、これが「手札を減らす」「山札からカードをひけない」などゲーム全体に効果のあるものなのでかなり厄介なのだ。「大罪カード」は誰かがその色を取ると持ち主が移動するので奪い合いもなかなか熱い。赤と青の大罪カードがやや強すぎるかな?というのとゲーム時間が若干長いかもしれない。途中で6枚集めて勝ちを5枚に減らそうかなと思った程度だけど。イラストの雰囲気がとても良い。


・夢の森と僕のくまさん"ええやつ版"
ルール説明の段階でルールが判らなくて遊べずに終了。参加者の誰が読んでも「どういうこと?」となってしまった。コマの移動方法、その後の処理、ラウンドの進め方、全てが頭に入ってこない。この体験をふまえて、ゲームが完成した後にルールブックを書いたらそれを使って第三者にインストをやってもらい理解できるか精査する必要も多々あるなぁと思った次第。可愛いデザインのルールブックなんだけどねぇ。

※追記
後でルールを読み返したら流れを理解できた。ボードの形からスゴロク的な流れのゲームと思い込んでいたためルールの最初の最初に出てくるサイコロの出目に対するコマの動きのところで?となったんだろう。スゴロクではなくアイテムを集めて大きい目を出せるようにサイコロの数を増やしたり、目を変える力をつけ自分を強化していく「街コロ」や「王への誓願」的ゲームだったのだ。


・どっちを洗濯する?
全員手札から天気を決めるカードと洗濯物カードを1枚ずつだして天気カードから一斉オープン、結果によって天気が決まり後から開く洗濯物カードで得点できるかが変わってくる。シンプルな読み合いゲームなのでなかなか意図的に得点するのは難しいけれどうまく出せた時のしてやったり感は気持ちいい。イラストの雰囲気が昭和っぽく?暖かくてとても良い。


・KASAKASA!(4人)
ゴキブリたちによる部屋の覇権争い。チップを握って一斉公開、多い順に部屋に置いていき先に置かれた所には後からは置けない。基本これを繰り返して最終的な合計数などで得点する。部屋ごとに単純なチップの多い順だったり10枚ごとに1pt取れたりと置く意味が違うのが面白い。あ、写真の段階ではきっちりチップを置いてたけど最終的にはぐちゃぐちゃになった。ま、それがお望みでしょ?うひひ。難点としては自分のチップ管理が面倒、残りコマを完全に隠せるようなついたてがやはり欲しい、各部屋の得点システムの違いをもっと明確に。贅沢を言えばチップが混ざっちゃうからボードも出来れば紙でなくボードに。注文が多いのも気に入ってるからでこういうダーティーな要素をテーマにした良作を応援したいから。いいこちゃん過ぎる場所からは新しい物は生まれませんぜ!とやんわり運営批判を混ぜつつ。


・ベタリィ(3人)
2枚の数字チップの差で勝負し勝てば得点が増える。源流に「クク」があるような気がするけど違うかな?勝負をしたいのに自分以外が降りちゃうとしょんぼりなので、ポーカー的に勝負をはったりで降ろさせたらなにかしらのメリットがある方が熱いなぁという話がゲーム中に出た。ビンの入れ物、得点の石、手札のチップ、コンポーネントがどれもかわいらしくて感心した。ルールがモノクロペラなのに逆に違和感があったくらい。同人作品の難しいところやね。


・初恋探偵事務所(3人)
隠されたアイテムカードを推理しそれと同じアイテムカード2枚に自コマを置いた上で正当できれば勝ち。隠されたカードを推理するのは簡単なんだけど残り2枚を探すのはおじさんにはメモを取らないと無理、、無理なんや、、、察して。カード交換という残忍な手を使わない優しさにつつまれた仲間により勝利できた。最初に配られるカードによって若干有利不利が出る気もするけどへたにゲーム時間が長引くよりはこの方が断然良い。とてもシンプルな内容ながらメモリーと推理をうまく組み合わせた良作じゃないかな?おおた慶文のようなイラストも雰囲気作りにひと役買ってて気に入った。


・世情(4人)
ルール説明の段階でルールが判らなくて遊べずに終了2。得点札を3つに分けて列に配置するまでは判るんだけど手札で得点札を取り合うから先が闇。状況によっては得点札の枚数が変わったりするんだけどそれの対応も闇。理解力が足りなすぎる!と言われるかもしれないけど4人居てこれだからなぁ。これも全体的なカードデザインは超かわいい。

※追記
後でルールを読み返したところ流れが理解出来た。しかしながら多分ここで引っかかったんだろうなーという所を書いておく。このゲームは1.箱詰めフェイズと2.出荷フェイズというのがあり、1.で場に得点カードを配置し2.でそれを取り合う、というのを繰り返して進めていく。しかしルールでは2を繰り返すと大きく書かれていて1.に関しては2の捕捉のように小さく書かれているのだ。ルールにも記載されているが1.は得点札が取られる状況によって配置のルールが変わる。はじめ2枚しか置けない場所に4枚置いたりする状況が発生するのだ。なので1.に関してもっと大きくしっかり明記する必要がある。ひっかかったのは多分ここ。ルールを下読みしてしっかり理解したうえでゲームを始めれば大丈夫だっただろうと思うけどつまずいてしまうと意外にぐるぐる回ってしまうものなのだ。些細なことで遊ぶ機会を逃してしまうのはもったいないので自分でも十分注意しようと思った次第。


・ITACHI(3人)
手番では手札から1枚場に出すだけで最初に手札を無くした人の勝ち。最後に出されたカードより大きい数字を出すいわゆるカードゲームの「大貧民」なんだけど数字ごとに特殊効果があるからすんなり出させてはくれないのだ。とはいっても効果は短文のすぐ覚えられる内容で数字も1〜7までしかないから混乱は少ない。なによりルールの説明が簡単でゲーム時間も短くすぐ盛り上がれる、短時間ゲーム好きにとって幕の内弁当のようなゲームである。古代文献のような雰囲気のあるカードイラストもとてもいい。参加人数で印象が変わるかもしれないけどこれは市販できるレベルじゃないかなぁ。


ケルベロスフォース(2人)
2人用ゲーム。4×4に置かれたピースをサイコロの出目によって決まる「+交換」「X交換」「スクロール交換」を行い役を作っていく。交換の方法によっては複数役が出来てしまう事もあるので油断はできない。多くある役はギリギリめんどくさくならないラインで納められていてこれなら気楽に遊べそう。アブストラクトと言うかパズルゲームが好きな人なら気に入るはず。その分多分にパズル的で長考になりやすい気がするのと、同じ動作の繰り返しが起こった時だれそうかな?後はマークがちょっと判りづらい。ケルベロスは個人的には大好きなんだけどね。ラブリーワンワン。


Amoeba (アメーバ)(2人)
2人用ゲーム。はい傑作、と素人ながら思えるほどアブストラクトなのにテーマとがっちりかみ合った作りにはほれぼれした。「スタックしたら1番上のコマが支配する」という今となっては使い古されたシステムを効果的に使って油断の出来ないゲームに落とし込んでるのには遊びながら感心した。やりこめば攻略法も出て来るんだろうけどいろんな人に広めたいと思える作品だ。自分で買った物じゃないので値段を聞いたら「おおう」というほどいいお値段だったけど、コマの高級感もそれなりにあるのでこの内容なら買っていい気もする。まぁアブストラクトはルールが判れば自作しやすいのが難点なんだけどね。あえて書くが自作してでも遊ぶ価値はあるよ。


・ロストシティ(2人/ 同人作品ではない)
バトルラインを遊びたいから貸して、というので快く了承、だがこれを先に遊べ!と出したのがこれ。デザイナーに詳しくない人にも「これ、テーマ関係ないよね」と言われて笑ったけどやはりジレンマを楽しめる良作だよね。久しぶりに遊んで握手カード多すぎだと改めて思ったけどさ。


グローカルヘキサイト(2人/ 同人作品ではない)
アブストラクト好きが相手なので、よーし父さんタムスク出しちゃうよー、と探したが無い。あんなに大きいのに。いけず。なのでずーっと持ってるのに遊んだ事のないこいつを出してみた。で、2戦やって初戦と2戦目でお互いのピースの置き方の変化に笑った。なるほど、これはやりこむと面白いかもしれない。もうちょっと出番を増やそう。ただすげー磁石使ってるから電子機器が壊れるのが怖えぇんだよなぁ。


・すすめ!! 海賊さん(2人/ 同人作品ではない?)
自分も相手も最後まで爆弾を引かないまま終わるという引きの強さで勝利。いいゲームだよね。みんなすごろくやで買えばいい。なにかのついでに買えばいい。ついでが最多出場選手になる事もあるさ。ドリームあるよ。


置屋(2人/ 同人作品ではない)
2人用ゲームで4×4に置かれたタイルには「鳥と雨」「菖蒲に短冊」など2つの要素が描かれていて手番ではタイル1つと自マーカーを交換する。そうして縦横斜田のどれかを先に置くか相手を交換できなくすれば勝ち。非常にライトなルールでひと工夫した○×ゲーム程度の印象ながら交換ルールのおかげでしっかり考えどころもありとても楽しめた。これは見つけたら買っておいてもいいと思うよ。


・次は私がシンデレラ〜ガラスの靴は渡さない〜(2人)
カードを半分に分けそれぞれ山にし自分、相手とも4枚場札を公開してスタート。手番関係なく手札を交換や捨てる事で変えながら目当てのカードを取っていきお題どおりの順番に先に取れたら勝利。ようはカードゲームの「スピード」的なんだけど順番に取っていく部分がミソで、1枚が取れないでまごまごしてる間に相手が揃えちゃったりする。このどうしようもなさは厳しいデメリットで「なんだこれー駄目じゃん!?」と言う人もいそうかな?可愛い絵柄のわりにシビアなゲームだけどゲーム時間は一瞬なんだから何度でも遊べばええがな。パッケージイラストは俺には大好評です。


ワンニャービスケッツ初回限定セット(2人)
手番で手札から場に1枚出して合計14ぴったりになれば得点、バーストしたら失点。リバースや-1などの特殊カードで流れを乱す事もできる。2人で遊んで盛り上がるゲームじゃないので参考程度かな。絵柄が可愛いとはいえややテーマに無理があるのと既存ゲームにルールが似すぎかな?もうひと、ふた工夫チャレンジしてみて欲しかった。


・にゃんでみっく(2人)
こちらもバッティングゲーム風味なので2人で遊ぶのは厳しい感あり。全員同じ手札なのでマイナスカードをどのタイミングでうまく処理できるかが肝だろうな。絵柄がややかわいすぎるので出すのに抵抗がでちゃうかも。でもかわいい絵柄やアニメ系のゲームを避けていては良いゲームを見逃すこともあるんだぜ。みんな無視しないで頑張って買うんだ!応援してるよっ!なにはともあれ多人数でまた遊んでみたい次第。


・ホシリンピック(3人)
洗濯物カードを3枚干して天気によって得点できたりできなかったり。天気を変えるカードを忍ばせたり下着どろぼうで出し抜いたりとブラフ要素もあり、とても雰囲気が良くゲーム中のわくわく感がたまらない。ルールどおりに説明して「ズボンは逆さにする」っていうので頭に(?)が浮かんだけどテルテル坊主の項まで行って膝を叩いた。「素晴らしい!」声に出したね。テーマとシステムをここまでシンプルにがっちり合わせられる物か!と驚ける良作だ。HABAに出版権取って欲しい。


・カタローグ(3人)
カタログから7点選びプレイヤーの1人がその中から欲しいものを伏せたカードで順位を付け4位だけ発表、他の人は選者が何を1位にしたのか当てるゲーム。選者に対する評価が人事に違って「えっ!温泉じゃないの」とか「やっぱり美味しいものだよね〜」と当たってもはずれても会話がはずんで面白い。こういうゲームの評価で「知ってる人同士じゃないとつまらない」なんてのを見るけど1周目、2週目、3周目と遊ぶごとにその人の事を知っていくのも楽しさの1つだと思うんだよな。布の袋と石製のマーカーでコンポーネントも悪くない。どんなカタログで遊ぶか考えるのも楽しいし「ギフトトラップ」を持ってる人なら大量のカードをまた使えるチャンスでもある。


・れんけつ!(3人)
今回一番の?ヒット作。写真を見れば遊び方は理解できると思うけど、お題に対して2文字のカードを2枚つなげて作った4文字タイトルをつけるゲーム。正しい遊び方は1つタイトルを作って作者がプレゼンをし全員で優秀作を決めるってのだけど、3人プレイだとやや厳しいので2タイトルずつ作ってランダム配置し投票する方式にした。それにしても酷い。「アイドル」のテーマに「きらすた!」って、、、オタク要素のあるメンバーで酒飲みながらやるのに最適のゲームである。