第36回 KBG部

12/7は四谷ひろばにてボードゲーム部。建物が元小学校をそのまま利用したもので、校庭や廊下など、趣のある感じがとてもよい。教室を2室借りて開催。



・6ニムト
おなじみのカードゲームを人数MAXの10人で。さすがにこれだけいると思惑も何もないものの、2回目は無傷で勝利。4列全てぱっつんぱっつんの時、いかに他の人の思惑を読みきるかが鍵ですな。



・こぶたラリー
シンプルなダイスバーストレースゲーム。6を振ったら直前に動かした駒はふりだしに戻される。ブタ駒のほぼ全て形が違うのがかわいくてよい。



・アップタウン
パズルチックな陣取りゲーム。手札によってはどうしようもない局面もあるけど、意外になんとかなるのが面白い所かな?



・ラッツィア
おなじみバッティングゲーム。リメイク的な「ニワトリ四苦八苦」も持っているけど、大人だけで遊ぶとなるとどうしてもこちらを選んでしまう。「ギャンブラー」「悪徳警官」という言葉がぐっさぐっさと大人の遊び心を刺激してくれる。



ロールシャッハ
場に出された図形の描かれたカードの中から「幻想的なのはどれ?」などのお題に答えてチョイス。参加者それぞれと答えが合う+自分だけが選ぶの条件をクリアできれば勝利。「なんでこれ選ぶよ!?」などと話すのが面白いコミュニケーションゲーム。今年は「リンク」「ギフトトラップ」など、このジャンルの新しいゲームが印象深かった。



・手抜き工事
ずいぶん前に中古で買って放置してたこれをやっと稼動。付属の粘土は異臭をはなって使い物にならないので、こむぎ粘土を買ってきて代用。1年間の各月、粘土で1個の建材を作り建築現場に置くことでビルを建てていく。建築現場に書かれた数字分置ければビル完成で次の建築現場へ移れるしくみ。ゲームのミソはこの建材作りで、最初に9個もらえる木のブロックを建材の中に入れれば安全な建材、入れなければ手抜き建材となる。ゲーム終了時にブロックが残ってるほど得点が高いのでできれば手抜きをしたいんだけど、毎月賄賂で決まる査察官によって査察が行われ、1個だけ串刺し検査が行われるのだ。これで手抜きがばれたら現場の建材がすべて没収、3回ばれたらどぼん、というせつないエンディングを迎える事になる。いかにも入ってなさそうなのに入っていたりと査察の時に串をずぶーーーっと刺すのがとにかく楽しい。ほぼ刺される側でしたけどね、ええ。



・アラカルト
おままごとのようなコンポーネントがかわいい、料理を作るアクションゲーム。今回はgioco del mondoさんの所にあるレシピの和訳をシールにして、指物師のおじさんに作ってもらった木のタイルに貼り付けて使用した。なにげに角が細かく取ってあって素晴らしい出来。ありがたいはなしやね。今回はコーヒーブレイクの嵐が吹き荒れることもなく女性陣の圧勝で幕。手を抜いた訳ではないが、こういう展開がこのゲームには合ってるかも。



・リミット
さりげなくはったりをかまして切り抜けるゲームで、今回はやけに盛り上がった。カードデザインも良いこのゲームはあまりゲームを遊ばない人を交えた時の導入としていい。メモリーの要素はあるけど、ラウンドの展開が速いからそれほど苦にならないしね。



・パトリツィア
駒を都市に配置してそこに置かれたカードを取る。基本これだけのルールなのに悩ましさがかなりあるゲームだった。1ゲーム遊んでみないといまいち勘所がつかめないかも。短時間で終わる内容だし2ゲーム続けて挑みたいところ。



・ピクショナリー(ポケッタブル版)
ペアになって片方がお題の絵を描き相手に伝われば成功、サイコロを振って駒を進める。連続で正解すればどんどん進めるんだけど、マスには参加ペア全員描くというのもあり、他ペアに先に答えられると手番を奪われてしまうなど一筋縄では行かないようになっている。あがりまでやると時間がかかりすぎるので協議して途中までで終了。お題がかなり難しく、難儀してる様子が多々見られた。かんたん過ぎるのも問題だけどこういうゲームはさじ加減が難しい。



ブロックス3D
4人は初プレイ。どんどん高くなっていくのに下層がちゃんと埋まって綺麗な立方体になっていくのが美しかった。何度か先に遊んでただけ合って勝利。多人数で遊ぶのもままならなさがあって面白い。



・ギフトトラップ
8人ゲームでほぼ女性という状況の割りにダイヤのリングを誰も欲しがらないなど(こやつら!)と思う事があったりなかったり。結果的には6人ほど同時ゴール。初対面の人がいると何をあげていいかわからないのでうまく回らないかと危惧したけど、ゲームを進めていくうちにその人の傾向が掴めていくので問題なかった。というかそれこそがこのゲームの肝じゃないかとさえ思った。ほんとに良いゲームなのでみんな買えばいい。



・ティキ・タップル
9色の顔で構成されたトーテムポール。各人に秘密裏に1枚配られる
指示カードには上から3つをどの色にすれば得点できるかが書かれている。全員同じ内容の「任意の顔を1段上へ移動」「任意の顔を一番下へ移動」などの書かれたカードセットを持っていて、手番では1枚出して顔の位置を変更する。ラウンドは全員がカードを使い切るか顔が3つだけになったら終了し得点計算を行う。相手がどんな指示カードを持ってるか推理しつつ、自分の有利になるように移動させるんだけど、そうそううまく事は運ばない。気楽に遊べて悩ましい、コンポーネントも良く出来てるいいゲームだった。



ハゲタカのえじき
最後はおなじみのこちらを4人で。4人プレイで3人バッティングなんてのが起こると、勝てなくても大満足。



会が終わった後はもつ鍋屋で飲み会。ゲームや映画の話をしながらつつく鍋はんまかった〜。