3/28 第50回KBG部

・エリコ:3人
いかに他人の壁をぶっ壊して自分の壁は壊れないようにするかをえんえん考えるゲーム。3回ある決算カードの出るタイミング運で勝敗がかなり左右する気はするけど、シンプルに悩める内容は嫌いじゃない。人数でゲーム性がずいぶん変わるだろうから、違う人数で遊んでみたい。



・トップドッグ:4人
計算の面倒な「ハゲタカのえじき」と、ばっさり言うのは良くないかな?手札の選択肢が広いようで狭いので、どうしようもない局面が何度かあったのは微妙な感じ。システムをもうひとひねりすれば面白くなりそうなんだけどな。



・12星座ゲーム:5人
1個ずつ順番に手駒を任意のボードに置いていき、置ける場所全て埋まったボードは決算、合計点の1位2位が設定されている得点、下位は1駒1点を得る。これを12星座分やって合計点の高い人が勝ち。面白いのは、2位はまんま得点できるのに対し、1位は下位プレイヤーの得点を支払わなくてはいけない所。なので1位になってもあまりうまみがないのだ。さらに悩ましいのは周囲の駒の得点を変化させるブラックホール駒と2倍駒。各ボードには駒を伏せて置く場所と表で置く場所があるので、これらを伏せて置かれると周囲に下手に駒を置くことができなくなるのだ。当然はったりの可能性もある。手番に1つ駒を置くだけのゲームなのにゲーム中の空気がずっと重かったのは、全員が人の手番中も場と人の手駒を全力で考えていたせいだろう。人数が少なければある程度自分の思い通りに置けるけど、5人となると1手の読み違いが大きな痛手になるしね。ロマンチックなテーマの割にカツカツのゲームなのでへたに手を出すとグッタリするけれど、うまく駒を置けたときのしてやったり感はなかなかの物だった。



・モー:6人
2組&通常特殊カードのシンプルゲームで。2組使うなら大箱版?の特殊カードも入れないと、特殊カードの出が悪いのでやや薄味な印象。局面をくつがえすカタルシスがこの手のゲームの魅力だからね。



・ネズミのパティシエ:6人
場札を取る順番を決めるフェイズと、場札を取った後、手札からセットを公開し得点するフェイズ、2つを交互に繰り返し、誰かが決められた点数取ったらゲーム終了、その人の勝ち。特徴的なのは各プレイヤーが1枚ずつ持つ特殊カード。これによってセットを出す際有利になるんだけど、1ラウンドごとに時計回りで隣プレイヤーに移動するので、使いたい能力の特殊カードが来たタイミングに、能力を最大限に生かす手札にしておく必要があるのだ。それに加えて手札を早く出しすぎるとジリ貧になる面もあり、非常にタイミングの見極めが難しくも面白い好ゲームとなっている。特殊カードもさほど複雑な内容でも無いので覚えやすいしイラストもかわいらしく、とても印象の良いゲームだった。盛り上がりにはやや欠けるかもしれないけど、短時間でゲームをしたって気になれたしね。



・スペースビーンズ:6人
豆をまいて得点する部分は同じながら、ボーナンザと似て非なるゲーム。手番では山から任意でカードを2枚引いた後、同じ色のカードを任意枚数、2つある自分の畑にまく。これは強制なのでまけない場合は1つの畑を強制廃棄しなくてはならない。その後このゲームの最大の特徴「残りの手札を全て左隣プレイヤーに渡す」をして終了。この「渡す」があるために最初に2枚引くかどうか、何をまくか、もんのすごく悩む事になる。場合によっては隣プレイヤーに有利なカードを渡さないために、泣く泣く自分の畑を廃棄するなんて局面がちょくちょく訪れるのだ。こうして一定点数最初に取った人が勝利なんだけど、人数が多い場合はルールどおりの点数だと長引くので点数を減らしたほうがいいかもしれない。同じシステムのゲームを他に遊んだことが多分無いので、無いよな?、それだけでも遊ぶ価値のあるゲームだ。さらには面白いんだから文句は無い。



ファラオの墓:4人
ピラミッドの下には様々なお宝タイルが隠れている。手番では表になっているお宝カードと同じお宝を探すべくピラミッドピースを空いてるスペースにカシャカシャ動かしていき、別のお宝に当たらずにたどり着ければカードをゲットできる。別のお宝に当たったら手番交代。こうしてお宝カードが無くなったらゲーム終了。カードの数字合計が一番高い人の勝ち。ゲーム後半では他プレイヤーのカードを奪う特殊カードが出たり、最終局面では探索失敗したらゲーム脱落になるなど、展開に変化をもたせている。記憶ゲームではあるけれど、何度も探索を行っていればある程度は覚えられるので、このジャンルが苦手な人でも「もうかんべん!」なんて事にはならない。ピースを動かすのがいかにも「掘り進んでる」感じが出ていてテーマにもばっちり合ってるし、雰囲気のとても良いゲームである。



・ゴンザーガ:4人
今回は指輪を活用して陣地をつなぐなど、前回よりも工夫してゲームを進めることが出来た。ピースが置けない時の「ぎぎぎぎぎ」といううなり声もやはり面白く、このゲームはやはりいいなぁと感じた次第。インストも簡単だしね。



・クリプト:4人
手札5枚の数字を和差積商を駆使して場札の数字にするゲーム。もうねーー、、、地獄。自分は参加しないで、数字得意な人にやらせて「すげー、すげー」と人の頭の良さを確認するためのゲームだろ。1人でマイペースで遊ぶならいいんじゃないだろか。




・泥棒稼業:5人
5箇所の仕事場に順番に1駒ずつ置いていって、全員が3個ずつ駒を置き終わったら場所ごとに早く置いた順に処理していく。街で道具を集め、その道具を使って美術館で泥棒し、闇商人に売って現金化する、、てな感じ。もんのすごくシンプルな「キーラーゴ」って第一印象。参加人数に合わせて取れるカードも増えるので、あまり空気がカツカツしないのはいい所かな?そのぶんゆるさは感じるけど、泥棒というテーマとシステムがマッチしていて雰囲気は悪くなかった。



・パカル:2人
ピラミッドに数字カードを上から下、左から右と、数字が大きい順に先に全部埋められれば勝利。当然カードを置けなくなったら負け。とにかく先に埋めるのを目指すんだけど、手札や相手の置き方によっては相手をつぶす方が早い場合もあり、考えどころが多々ある悩ましいゲームだ。


カレイド
ごちゃっと物が描かれた絵の中から、決まった文字が頭にくる物を制限時間内により多く見つけ出すゲーム。丸い物に対してお題が「た」なら「たま」、「ほ」なら「ボール」、「け」なら「けまり」と、自分の解釈でどうとでも判断していいのが面白い。制限時間1分だと多くて5つがせいぜいだけど、他の人の回答を聞いて「それがあったか!」「こじつけ過ぎじゃね?」などと、会話に花が咲くのはとても良かった。絵がなくても、テーブルから見えるものって感じでお題を出せばペンと紙さえあれば遊べちゃうけど、とても味のあるイラストは一見の価値ありじゃないかな。