「ひまわり」

デジタルリマスター版、新宿武蔵野館にて。

「くるく〜るま〜わる〜ひまわり人生〜」

かつて筋肉少女帯がこの映画の劇伴に詞をつけて唄ったのを聴いてから、いつか観ようと思っていながらなかなか観れずじまいだったのを、ようやっと観ることが出来た。

しんどい話ながら、近年のもっと複雑な内容の作品に慣れてしまっているので物語はシンプルに感じた。ただし、お互いの現状を知ってしまうタイミング、カット割が絶妙で、以降の作品に大きな影響を与えていると思われる。妻が電車に飛び乗るシーンは「え〜〜まじで〜〜」と口に出しそうになってしまったけどね。車内で泣き崩れる妻を不安そうな目で見つめる周りのロシア女性の空気感が秀逸なんだわ。

単純な性格なので「CUT」を観てから、もうちょっと旧作を観る機会を増やさにゃいかんなぁと思っている次第。