「ドライブ」「マリリン」「バトルシップ」「ゴーストライター」「コーマン」

「ドライブ」ヒューマントラストシネマ有楽町にて。
主人公の背景がもうちょっと知りたかったし、見せ場の作りがイマイチな気もするけど、ライアンの寂しげな何とも言えない芝居がとても良かった。あと序盤の嫁のトキメキっぷりがツボ。彼女の心の声が聞こえてきそうだった。

「マリリン 7日間の恋」角川シネマ有楽町にて。
なんか999を思い出した、てかメーテル。少年の日の幻影というか。マリリン主演の映画「王子と踊り子」の撮影裏話的内容でもあるので、先に観れれば観ておいた方がいい。エマ・ワトソン出てんのね。彼女ハリー終わったら女優やめるとか言ってなかったっけ？

「バトルシップ」新宿ミラノにて。
こまけぇこたぁいいな、予告まんまの頭使わなくていい映画。頭を使ったら負けだ。先にバリアー壊すべきじゃねとか、船長が白兵戦の先頭に立つってとか、、、あわわ。エンドロール後のサプライズ有。
新宿では今作をバルト9、ピカデリー、ミラノの3館で上映、ミラノは圧倒的不利な状況ながらあえて大スクリーンによる迫力を伝えるべく上映してるのかもしれないが、客席はまばら、厳しい戦いを強いられている。できれば新宿で鑑賞する際はミラノを選んで欲しい。書いてて泣けてきた。

「ゴーストライターホテル」シネマート新宿にて。
文豪のボツ原稿をその幽霊と共にリライトするってアイデアが光る。吉本がらみなんで役者、演出とも長めのコント感は強いものの良い味になってて印象は悪くない。文豪が車座になって飲み交わすシーンなどはなんか微笑ましかった。栗山千秋演ずる主人公の嫁はいらなかったかなぁ。そのぶん文豪たちとの創作シーンをもっと入れて欲しかった。
近々公開されるウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」になんとなくアイデアが近いって事で観たんで、観るのが楽しみだ。

「コーマン帝国」新宿武蔵野館にて。
ロジャー愛に溢れてて泣きそうになった。ジャックへのインタビューは太ったおっさんがソファーでだらしなく話してるだけなのに絵が持つのはさすが。オスカー受賞シーンはタランティーノのはしゃぎっぷりも含めグッときた。