「ザ・マペッツ」「ミッドナイト・イン・パリ」

「ザ・マペッツ」お台場シネマメディアージュにて。
人間とマペッツとの関係性が明確でないのが最後まで尾をひいて落ち着かなかった。「ロジャー・ラビット」的解釈で良いんだろうけどね。物語的にも、それなりに名声を得てる仲間がいるのだから無理して公演しなくてもお金は作れるんじゃないかなぁ?とか根本的な部分が気になった。気にしないで雰囲気を楽しめばいいんだよと思いたいところだけど、雰囲気を楽しむには基礎固めが大事だよ。マペッツたちは作り物らしさの中にも人情味があって良かったし、エイミーとジェイソンの人間2人も深みは無いとはいえ良い味だしてたんだけどね。



ミッドナイト・イン・パリ丸の内ピカデリーにて。
大仕掛けはあるものの物語的には詰め込み感もなく、アレンのパリ推し世界の中ゆったりと主人公と共に出会いの驚きを共有できる映画だった。「異人たちとの夏」を思い出したかな。ブロディ演ずるダリが面白過ぎる。こまけぇこた気にせずアレンに身を任せるべし。かなりお薦め。ポスターが登場しないゴッホ風なのには?だけどさ。