「トータル・リコール」

TOHOシネマ日劇にて。
アクションは新作、センスオブワンダーは断然旧作。火星を使わず地球で勝負した心意気は買うけど(こんなんばっかや)大ネタである記憶操作の混乱による話の転換を中心にした物語の展開と未来世界の構築が甘く、ほんとにただのアクション映画、ちゅーてもすごいアクションしてるんだけどさ、になってしまってるのが惜しい。だってあっちからあれで攻めてくるならあれ先に壊しちゃえばいいじゃん、とかさ。お互いの依存度くらいは描いてほしかったかな。でもコア縦貫エレベーターや磁力で浮く車、手に埋め込む形の携帯電話とその使用方法などなど、ちょいちょい出てくる未来ガジェットはとても気に入った。にしても未来における低所得層都市は香港風になるってのが欧米の共通認識なんだろうか?