ニューヨークコミコン2012 part1

New YorkのJavits Centerにて10/11(木)から14(日)まで開催されたComic Conに参加して来た。

■10日(水)

20:00に旅の相棒であるN君とモノレール浜松町駅改札前で待ち合わせ。というのも行きの飛行機の発時間が6:50でカウンター集合が4:50と電車も動いていない時間なので羽田空港内のホテル、ファーストキャビンに前乗りしてしまおうとなった次第。
http://first-cabin.jp/
ファーストキャビンは羽田空港第1ターミナルにあるビジネスホテル。今回利用したのは安い4900円のビジネスタイプの部屋で、この手のホテルに泊まるのは初めてだったのだけどホントにベッドのスペースしかないのには驚いた。
部屋に荷物を置き食事をした後就寝となったもののなかなか寝付けず、結局出発時間までイベントのスケジュールを考えていた。



■11日(木)

出発は国際線ターミナルなので第1ターミナルから4:25発の無料バスで移動しチェックイン。24時間開いている空港内のカフェで時間をつぶした後出国、6:50定刻発の直行便でニューヨークまで約12時間の空の旅である。
JFK空港にも定刻どおり6:25着で幸先は良い。天気はものすごい快晴。送迎付のツアーだったので迎えの車に乗り移動、旅行中ずっと滞在するホテルペンシルバニアに着いたのは9:00くらい。

チェックインは午後からなのでホテルに1つ4$で荷物を預け、とりあえず自由の女神やっつけっか!とホテルの真ん前のある地下鉄の駅へ。
駅に入ったはいいものの見つけた券売機の反応がガイドに載っているものとどうも違う。話せないながらも調べてみたら、地下鉄の入り口&券売機は駅の違うエリアにあったのだ。券売機で1週間地下鉄とバスが乗り放題のメトロカードを購入し改札を抜ける。改札は読み取り機にカードをスライドさせて表示に「GO」と出たら回転バーを回して通るだけ。乗車距離に関係なく均一料金2.50$で乗車券が必要なのは入り口だけで出口はフリーパスである。
旅行中地下鉄を多用したけど身の危険を感じることは無かった。遅い時間でも利用者がそれなりに居るし、駅も電車もぼろさを感じはするものの綺麗に使われている。後で書く融通のきかなさはあるが移動手段として24時間動いている鉄道を利用しない手はない。絶対安全と言えないのはどこの国でも同じだけどね。
自由の女神へ向かうフェリー乗り場付近の地下鉄駅出口を出てそこから見える「それっぽい施設」に入ってみたもののどうも違う。どうやらここはスタテン島行き無料フェリーの発着場だったらしく、自由の女神のあるリバティ島、エリス島を巡るフェリー乗り場は少し歩いたところにあった。円形の城砦のようになった施設の中にあるチケット売り場で往復フェリー券を購入、乗船の列に並ぼうと乗り場からのびる列の最後尾を探して歩き始めたもののいつまでたっても最後尾に行き着かない。やっと見つけた最後尾はとてもじゃないけど2、3時間待ちでは済まない位置でN君の協議の結果、この日はあきらめチケットは購入から3日間有効なので明日の朝一で来ようという事になった。


チケット売り場のあるバッテリーパークから出る途中、自由の女神の格好をしたパフォーマーが居たので一緒に写真をとったら20$供給される。勉強代として払ったものの、後から考えれば失敗だったなぁと反省。後から来る日本人がちょろいと思われたら申し訳ない。

せっかくだから周辺を散策しようとボウリンググリーンの牛、ウォール街、ブルックリン橋と歩いてヤンキースショップを冷やかした後マクドナルドで休憩。日本と違うメニューがあるかなと思って入ったけど特に無くてがっかり。でもドリンクにドクターペッパーがあったので許す。


ミッドタウンコミック
http://www.midtowncomics.com/
地下鉄をコロンバスサークル駅で降りて8番街を南下。途中に渡米前にネットでチケットを買っておいた「あっとニューヨーク」のオフィスに寄りチケットを受け取る。このオフィスの入ってるビルのエレベーターが横から入って前に出たり、回数表示が無かったり、手動式のドアだったりと非常にかわってて面白かった。ニューヨークは古いビルが多そうだから、こういうのもずっと変わらずに残ってるんだろうな。
http://www.at-newyork.com/

ホテルに向かいつつ、途中でタイムズスクエアに寄ったり。タイムズスクエアには以前来た時には無かったでかい階段状の客席?休憩所?が出来ていて風景が結構変わっているのに驚いた。


ホテルに戻り、地下の荷物預け所で荷物を回収してからチェックイン。ここでちょっとした問題発生。予約がダブルの部屋で取られていたのだ。指摘したら係の人も間違ってるよねーと笑いながらツインの部屋に変えてくれてひと安心。部屋が空いてたから良いものの、無かったらヤロー2人でダブルをつかわにゃならなかった所だ。
旅行中ずっと滞在するホテルペンシルバニアはかなり大きいホテルで、マジソンスクエアガーデンの真ん前という立地のよさ。1階のメインフロアは広いんだけどとにかく人が多く、ちょっと落ち着かない感じ。エレベーターは8台あり、1台は地下の荷物預け所へ降りる専用で、それの前にはいつも人が居て地下に用事の無い人が乗らないよう注意してる。
自分たちの部屋は5階で扉はカードキー。バス、トイレ、テレビと有り冷蔵庫は無し。wifiも無し。決して新品ピカピカーな部屋ではないけれど、お湯もちゃんと出るしまぁこんなもんでしょ。

基地も確保できたことだし、では会場に向かいますか!と、その前に自分は着替える必要があった。というのも今回のコミコンは全日ブルースブラザーズの格好で通そうと黒のスーツとネクタイ、帽子にサングラスと持ってきたのである。これはせっかくだから何かのコスプレをしたいっていう理由が1つ。もう1つはキャリー・フィッシャーに会うから。彼女はスターウォーズレイア姫役で有名だけど、ブルースブラザーズにもジェイクのいかれた元彼女役で出演してるのだ。彼女に会ってサングラスをはずしながら「I LOVE YOU」と言えれば衣装的なミッションはクリアといえるだろう。

ホテルを出てコミコンの会場であるジャビットセンターへ向かう。会場へはホテルから道一本なので迷いようがないのだが歩くに従い店が無くなっていき、やや寂しいエリアに入っていくので一抹の不安を覚えはじめた頃、川沿いに大きなガラス張りの近代的な建物が見えたので一安心。大体15分くらい歩いたかな?入場したのは16:00くらい。
http://www.javitscenter.com/


入場してすぐの所にエイリアンの新作ゲームのブースがあり、実物大のパワーローダーに乗り込んでエイリアンと戦ってる写真を撮れるってイベントをやっていて「これは撮るしかねぇ!」と列に並ぶ。それほど待たずに撮れたけど他の日にここを訪れたらかなり長く列が伸びていたので初日にやっつけられて良かった。


僕らは4日間チケットを事前にネットで購入していたので購入時に届いたメールの控えを持って黄色いチケットピックアップブースでそれを見せ、無事カード型のチケットを入手。これで開催期間は入退場自由になった。

ジャビットセンターは多分東京ビッグサイト東1、2、3ホールを合せたくらいの面積の建物で、コミコンは1〜3階を使用して開催している。

1階:多くの小部屋でのパネル企画、大きく仕切られたスペースを利用したサイン会やアクティブなイベント、中規模のパネル企画、大規模なIGNシアターと多彩なイベントを展開。
2階:チケットカウンター、アーティストアレイと呼ばれる漫画家やイラストレーターが机を並べてファンと交流するスペース。
3階:ぶちぬきで小物やアパレルの各種店舗やゲーム会社、出版社、古本屋などが軒を連ねるブーススペースが大きく2つ。

初日のこの日はプレデーと言う事もあり人も少なく、というよりこの時は(人少ないなー、コミコンってこんなもんか?)と思っていた。ゆったりと3階の半分くらいまでを見つつ、コスプレの参加者と写真を撮ったりしてたら終了時間となった。

N君が旅の疲れからか電池が切れかかっていたので、今日はこのままホテルに帰るほうが良いかな?と思っていたんだけど、会場を出る前に少し休んだから復活したようなので本場のフーターズに行ってみる事にする。マンハッタンのフーターズはコロンバスサークルの近くにあるんだけど、入り口がちょっと奥まった所にあるから一瞬通り過ぎそうになった。店内はかなり広くおなじみの格好をしたウェイトレスが沢山いてひと安心。客層は飲み屋というよりファミレスっぽく、家族連れも何組か見られた。日本のフーターズにはちょっとしたダンスタイム的なのがあったけどこちらは特に無し。写真もOKな娘とNGな娘がいる。料理はやはりまっ茶っ茶の揚げ物三昧。グッズが豊富に揃っていたのでお土産にいくつか購入。
http://www.hooters.com/Home/Default.aspx



■12日(木)

この日はまずまずの天気。チケット忘れる

リバティ島
自由の女神


逆回転
お土産

ピザ
写真
会場へ
迷う
ハンナ・ミンクス
http://www.youtube.com/user/MissHannahMinx


モヨコ


別行動
アーティストアレイでイラスト発注


写真予約列
クリストファー・ロイド写真
スタン・リー写真
キャリー・フィッシャー写真
2枚は翌日
タクシー
スタバ

42丁目にあるFOXWOOD THEATREにてスパイダーマンのミュージカル「Spider-Man Turn Off The Dark」を鑑賞。コミコンに来たからにはこれをやっつけなきゃいかんでしょ!と思いチョイスした次第。
http://spidermanonbroadway.marvel.com/
チケットは事前に予約していたものの、バウチャーだったので当日まで座席がどこか判らなかった。趣のあるロビーを抜け客席に入り、案内係にチケットを見せ連れて行かれたのはなんと2列目中央。かなりの特等席だ。事前にネットなどで調べた感じでは内容はあまり期待できないかなーと思っていたんだけど客席は満席で、スパイディーとゴブリンが描かれた幕を見上げると嫌でもワクワクしてしまう。

ステージ上はかなりシンプルで場面ごとに可動部分の多いセットが出てくる形。話題のワイヤーアクションは舞台上から2階のバルコニーまで移動するダイナミックなもので、上演中なんども利用されて見ごたえがあった。頻発してると噂されたワイヤー関係のトラブルも今回は無し。中盤から登場する複数のヴィランがあまりにもかぶり物感満点で、ある意味日本でチープな物を見慣れてる僕らは許容できるけど、外国人は難色を示しそうな気がするなぁ。
ストーリーはスパイダーマンの誕生からグリーンゴブリンを倒すまでの展開で、英語が判らないながらも十分楽しめた。ただ印象に強く残る楽曲が無かったのが残念。

ヒルトンホテル前に夜間出ている、うまいと噂の屋台のチキンオーバーライスを食べに劇場から歩いて向かう。屋台はすぐ見つかり10人ほどの行列。それでも手際がよいので列はどんどん進み「チキンオーバーライス、ワン」と注文、短時間で料理を手に出来た。持ち帰り用に袋に入れてくれたんだけどその場で食べることにして近くの噴水そばに腰を落ち着けた。炒めご飯に細かく刻んだ焼いたチキンが乗りホワイトソースがたっぷりかかったそれは熱々で、ソースはやや辛味がありちょっと肌寒くなった夜間には食欲を非常にそそる。まぜまぜしながら美味しいのでどんどん食べ進んでいくんだけどなんせ量が多い。3分の2ほどでギブアップしてしまった。


食事の後はブロードウェイ沿いにあるストリップクラブへ。一度入ってみたかったのだ。「flashdancer」はニューヨークに何店舗か構えるチェーン店らしく、昼ブロードウェイを歩いた時も別店のチラシを配っていた。
http://www.flashdancersnyc.com/
入り口から地下への階段を降りるとカウンターがあり、そこでID(パスポート)を見せた後入場料の20$を払い店内へ。荷物を預けるよう促されるので預け場所で上着と鞄を渡しサービス料4$、だったかな?を払って控えを受け取る。すると客席に案内され1ドリンク注文。これは強制じゃないと思うけどまぁ1杯くらいはね。これが12$で持ってきたウェイトレスに渡すチップが1$。お金が必要なのはここまでで後は居たいだけ居ていい。もちろんドリンクを追加で頼んだり、プライベートダンスを頼むのは別料金だけど強制されることはまったくなく明瞭会計である。

最初小ステージ脇に案内されたんだけど大ステージが見づらいのでとっとと大ステージ脇に移動、これも問題無し、ダンスを見ることに。というのもパンツに1$札を挟むのを一番やりたかったもので。
大ステージは3人、小ステージは1人のダンサーがひっきりなしに入れ替わってはダンスをする。彼女たちは基本下着姿でしばらくそのまま踊り、しばらくすると上だけはずす。現市長が厳しくて下は脱がなくなったそうでマンハッタンのストリップクラブはほとんど脱がないそうだ。ダンサーは踊りながらステージ周りの客に寄っては笑顔を振りまきパンツの脇を引っ張って1$札を催促する。挟んだからと言って何をしてくれるでもないんだけど、促されるとついつい挟んでしまうんだなこれが。
地下鉄駅入り間違え
地下鉄パス使用不可