「レッド・ステイト」「夜明けのゾンビ」

2本ともみんな大好きシアターN渋谷で開催されているシッチェス映画祭ファンタスティックセレクション上映作品。

レッド・ステイト
カルト教団の本拠地での信徒と警察の戦いを描いた作品。カルトの恐怖を描くのかと思ったら、怖いっちゃ怖いんだけどね、それに対する警察組織のほうがもっと酷かったって感じ。銃撃戦はなかなかの迫力なんだけどキャラクターの掘り下げが浅くて、誰が撃たれても「おー撃たれたねー」程度の感想しかわかないのが辛い。せめて警察側の指揮を取るジョン・グッドマンのキャラクターくらいは長過ぎる教団の説教シーンを削ってでも掘り下げて欲しかった。



「夜明けのゾンビ」
アメリ南北戦争時代にゾンビが現れてたら、みたいなお話。単発式の銃と動きののろいゾンビは相性がよろしいんだけど、その面白みをうまく使ったシーンがほとんどなかったのは残念。話も冗長で無駄なスローやイメージシーンが多かったのは観てて正直しんどかった。最後に現代につながる何かがあれば「おっ」と思えたんだろうけどなぁ。