2/11 第38回KBG部

・ホプラディホプラダ
よくよくルールを読んでみたら前回は遊び方が間違っていた。振り切った時のルールとニンジンについては良く読んでおく必要あり。基本「GREED」と同じ流れながら家やニンジン、引継ぎルールなど自分的にはこちらの方が好き。酒の席ならGREED、頭がしゃっきりしてる時に遊ぶならこちら、という所かな?


・ヴィジョナリー
とにかく適当に2チームに分け1人ずつ作る人を選出、せーので真ん中に1枚お題カードを出して同時に制作、早くできた方がカードを取る、という単純なルールで遊んでみた。ようは立体福笑いなのでみんなの理解も早く、製作者に四方八方からわんわん指示を出している様子が面白かった。ゲーム会のスタート時、人は居るもののなんとなくゲームが始まらない時などに、とりあえずコレを出してしまうのもありかと。バウザックバージョン、がんばって完成させよう。


・キャンピングカーでぶらり旅
進みたい数を宣言した後2個ダイスを振って、宣言したより目が大きければ宣言したぶんキャンピングカーを進められる。そのかわり、最初に25個手元にあるチップから差分をストックに支払う必要がある。こうして適当にタイルを敷きながら進み、適当な所でマーカーを置いて引き返す。帰り道も同様に進んで最初のタイルにたどり着いたらゴール。その時点でチップが余る、あるいは足りない場合はそのぶんマーカーをゴールに移動させてマーカーの位置を確定、一番マーカーが遠くにあるプレイヤーの勝ち。チップが早々に無くなった人が、進むごとにマーカーに追いかけられる様子が過去に追われてるようで面白かった。これでは「イントゥ・ザ・ワイルド」の主人公には到底なれませんな。特殊タイルルール無しや、最初のチップを減らして短縮ルールで遊んでもいいかも。


・ボーナンザ
最近ボーナンザ気分が高まっているので遊べてうれしい。この日は2ゲームプレイ。今更ながら気づいたのは初めての人が居る時は経験者はちょっと交渉を我慢するべき、豆の価値の事を最初にもうちょっと念を押してインストすべきって部分。前者は当然として、後者は6と20の1枚ずつ交換などをポンポンやってしまうとゲームが崩れるため。まぁこれは1ゲーム遊んだ後にやんわり言った方がいいかな。自分的にこのゲームは勝つって事より、なんかみんなとカードを取りかえっこして楽しかった、って印象を最初に持った方が長く遊べると思うのだ。価値を気にしないと結果的に負けるかもしれないけど、それは後々気づいていけばいい。特に交渉ゲームは最初を失敗すると、全ての交渉ゲームに苦手意識を持ってしまう可能性があるので、まさしく俺、インスト、ゲームとも慎重に進める必要を感じた。ちょっとだけね。ちょっとの気遣いが明暗を分けるのさ。


・チケット・トゥ・ライド・ダイス拡張
カードの替わりにダイスを使う思い切った拡張が出たのでさっそくプレイ。拡張否定派なれど、ここまで大胆に替えるならばやってやろうじゃないの!という所。遊んだ印象は、でかい「トランスアメリカ」をやってる感じかな。ポンポン適当に路線が敷かれていくので、人の手の内を読んで…なんて駆け引きもなにもあったもんじゃないけど、悩ましくない分テンポ良く進むので悪くは無い。目的地カードをかなり気楽に引けるので、早めに引いて指針を固めてしまった方が良さそうな気がした。TTRを持っているなら、かなり趣が変わるので購入しても良いかも。ゲームが気に入らなくてもめっさ立派なダイスカップが手に入るしね。


・エルフェンランド
久しぶりに遊びたくて持ち込み。今回は目的地カードを導入してのプレイ。やはり旅はいい…ユニコーンは背景が黄色いのに砂漠がちょっと苦手なのが紛らわしくてキュート…。妨害タイルは初めての人には厳しい物だけど、これを置くタイミングと位置決めもこのゲームのポイントなので、つらい旅路をへこまず乗り越えてもらいたいな。


・ゴールドラッシュ
手番では山から1枚カードを引いて場に置くだけ。考える余地は人物カードが出たら自分のチップをそこに置くかどうか決めるくらい。それなのに何この悩ましさ!10枚金貨カードがさらにそれを盛り上げる。いい所で出てくるんだこれが。カードが全部置かれたら決算で金貨の合計をチップを置いた人で山分け。ほぼ運のみなので駄目な人も多そうだけど、そんな中にも程よいジレンマが加味されている気軽なギャンブルゲームとして、自分的には高評価。


・ファンタジア
プレイヤーそれぞれが粘土を作り、最初のマスに置いてゲームスタート。手番では自作以外の粘土1つを1マス動かし、製作者に3回「ハイ」「イイエ」「わからない」で答えられる質問をした後、それは何かを指摘、当たれば2点もらえる。製作者もマスの進み具合によって得点できるので、ほどよく判りづらく、ほどよい所で当てられるように作る必要がある。あまりに当てられないとどんどんマスを進んで、最後にはお空に飛んでいってしまうので要注意。「バルバロッサ」の簡易版。「バルバロッサ」が遊びたいけどあれちょっと長いしなぁ、というアンニュイな気分の時に出したい。ボードイラストもなんか夢追いニートっぽくて悪くないし。


・大漁市場
イモムシ駒がキモ過ぎてなかなか出せずにいたコレをやっとプレイ。手番では魚を釣って船に積む、釣って即アクションカードとして使う、船に積まれた魚を売る、この3つのどれかを行う。得点するために魚を売る事で各市場に魚駒がたまっていき、上限値に達したらその市場に魚駒を沢山置いてるプレイヤーはボーナスを得る。こうしてどんどん市場に魚駒が置かれ、4つの市場が満タンになるか、あふれた魚駒でゴミ箱が満タンになったらゲーム終了。終了時に多くのミミズを持つプレイヤーがミミズボーナスを得た後高得点のプレイヤーが勝利。重要なのはカードを使ったアクションで、これによりかなり得点できる。意外にテンポの早いゲームで、ぼんやりしてるとあっという間に終わる感じ。インスト時に魚カードの効果説明がめんどうそうだけど、噴出し内のアイコンの上下を分けて説明するとすんなりいくはず。と、今回遊んで思った次第。考えどころもそれなりにあるので今後も出していきたい。ミミズはインパクトあるしね。


雨が心配されたものの泣き出されず無事終了。会後の飲み会にも大勢の人が残り、毎度の事ながらとても楽しかった。「電話番号はまだ早い、まずは郵便番号から」というネタは地味に覚えておこう。