「共喰山」「レッド・バロン」

「共喰山」みんな大好きシアターN渋谷にて。

舞台はオーストラリア。先住民の壁画を調査するためジャングルを訪れた若者グループだったが仲間の女の子が1人、高熱を出した後凶暴化し、、、てなお話。

ストーリーはなんせ登場人物が6人しか出てこないんで注目は「何故?」と「どういう順番で死んでいくの?ワクテカ☆」に集約される。スラッシャームービーの王道的導入からゾンビ物になり、自然の驚異を味付けにしつつ終盤ではまーさーかーの!菊地秀行テイストになり呆然とした。うん、思ったより全然楽しめたというのが正直な感想。

役者は多分全員無名だけど知名度が必要な映画でもないし、キャラクター付けがはっきりしていたので悪くなかった。特に知性派キャラ?であるチャドの劇中での行動はどれも滑稽で印象深い。しばらくの間はなにかを決める際はくじ引きを活用したくなった。

Nの山登りはあなどれねぇ。「処刑山」も想定外のヒットだったからなぁ。次回は何山に登る事になるのか、今から楽しみだ。

パンフはA4フルカラー12ページ。プレスシートかと思ったけど、ちゃんと作ったっぽいなぁ。内容は記念品ですな。テキスト内容はほぼ、監督が何故これを撮りたかったかのみが語られてて、面白いっちゃ面白い。




レッド・バロン丸の内ルーブルにて。

第1次世界大戦で活躍したドイツの撃墜王リヒトホーフェンの生涯を描く。

ちょっと観てから時間がたってしまったってのもあるんだけど、いまいち全体の印象が薄い。熱くなりそうな要素が盛りだくさんなのに、なんか冷めてるんだよなぁ。空戦シーンもいくつかあるけど合計してもそれほど長くないし、見せ方もあまり良くなかった。うむー、素材がもったいない感じが強いな。

ただ、リヒトホーフェンの撃墜してもとどめはささない高潔さや、仲間同士の絆の強さなど、ドラマ部分は悪くなかったとは思うんだけどね。派手な空戦を期待してたからやや評価が辛くなってしまってるのはご勘弁を。

パンフはA4横開きフルカラー。レイアウトはイマイチ。テキストは人物紹介と時代背景のみでインタビューなどキャストに絡んだものは無し。う〜ん、こちらも残念。